
マルティノッティ プロセッコ バー&カフェは5月8日で5周年を迎えました
日本に「プロセッコバー」が出来て5年が経ちました。
コロナ前の2019年秋、本格的にプロセッコのお店を作る考えを固めてイタリアに飛び✈、プロセッコDOC保護協会の本部やいくつかのワイナリーを訪ね、幸運にもその年末にはここ日本橋横山町でリノベ物件と出会いました。
ビルの改装が進むにつれて「コロナ」なる言葉が飛び交うようになり、おかしなことになった中で、コロナも店づくりも止めようがなく進み、ゴールデンウィーク明けの5月8日にプレオープンしたのが常設店としては日本で最初のプロセッコバー「マルティノッティ」です。
「大変だったでしょう」と言っていただけるのですが、意外と楽しくやってきてしまいました(儲からないこと以外は)💦
本当は連休前の4月にオープンしたかったのですが、世の中はコロナ第1波。当時の緊急事態宣言は「休業要請」だったので開業を延期しました。ところがこの時期、昭和13(1938)年築のビルはすでにガスが通っていないことが分かったり(なのでプロセッコ屋さんはオール電化なのです)、さらに排水管がボキッと折れまして、コロナに関係なく4月のオープンは無理でした。でもこの時期の賃料を免除していただけたのは幸運でした。
日本で最初のプロセッコバーが短期間で潰れてしまっては、「日本でプロセッコはやはり難しいんだな」と言われてしまうので、格好よくスタッフを雇用するのはやめてワンオペで臨みました。融資を受けるための当時の事業計画では3年で2店舗目、5年でもう1軒と目論んでいましたが、店どころか人員も増えずいまだにワンオペです(笑)
ですが、尊敬するバー業界の先輩方には、一つのお店を大切に守っている方が多くいらっしゃいます。これもたいへん尊いことだと思ったので、店舗展開はどうでもいいやって思うようになりました。
まだもうしばらく、ここ日本橋のすみっこでじっくりとお客さまと向き合っていきます。
ひとまず日本で最初のプロセッコバー、5年持ちました(まだたったの5年ですが)。イタリアワイン、とりわけプロセッコ好きな皆さま、おめでとうございます👏👏👏👏👏