“カクテル世界ランキング”6位「アペロール スプリッツ」
夕方になると、老いも若きもこのオレンジ色のカクテルに夢中です。
英国の飲料専門誌『Drinks International』が発表する「The World’s Best-Selling Cocktails」という調査があるのですが、イタリア・ヴェネト州パドヴァ生まれのリキュール「アペロール」をプロセッコで割ったこのカクテル「アペロール スプリッツ」が、昨年の9位から順位を上げて6位にランキングされました。
ルバーブ、キナ、ゲンチアナなどのハーブを用いたリキュールで、その歴史は100年以上に及ぶそうですよ。
日本では「スプリッツァー」と伝わっていた白ワインを炭酸水で割るカクテルはこの原型。プロセッコの産地を横切るピアーヴェ川を挟み、オーストリア・ハンガリー帝国とイタリア軍が戦っていた頃にも「ワインは飲みたい、さりとて酔うわけにはいかない」という戦士たちが好んで飲んでいたとか。
時代を経て、アペロールやほかのリキュールをプロセッコで割ったさまざまな「○○スプリッツ」が世界の食前酒シーンを彩っています。